RaPid Consulting Japanは日系企業の海外進出を、調査から事業展開までトータルサポートします。
01調査サービス
RaPid Consultingの調査サービスは、経験豊富なスタッフによる、現地密着型のサービスです。
アジア、欧州、中東などの主要各国に現地パートナー企業を有しており、現地で足を使った情報収集を行います。
調査はその業界への理解もさることながら、如何に情報を聞き出すか?というものが非常に重要であり、ヒアリングには経験値が重要になります。
それら経験豊かな現地パートナーのヒアリング力と日本サイドのスタッフが連携することにより、クライアント企業の必要な情報を収集致します。
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01-1 競合調査
競合調査とは文字どおり、対象国において競合となるであろう企業の実態を把握する調査です。
対象はローカル企業の場合もあれば、外資系企業のケースもあります。競合調査を行う最大のメリットは、すでに対象市場へ参入している競合企業がどのように成功しているのか?を把握することにより自社の戦略立案に役立てることにあります。
当社の調査は基本的に完全なカスタマイズ調査なので、具体的な調査項目は事前に打ち合わせの上決定いたします。
<調査仕様事例>
- 1.主要メーカー概要
- 会社概要
主要部署別人員体制、主要業務
拠点紹介及び拠点役割
- 2.全体戦略
- XXXXX市場への捉え方
XXXXX市場の成長、阻害要因
同社におけるXXXXX事業の位置づけ
- 3.チャンネル戦略
- 主力ブランド別販売戦略
代理店販売
代理店、直接販売の住み分け
代理店選定基準
代理店管理方法
代理店へ期待する役割
自社営業体制
地域別営業体制
チーム数、役割、権限など
各チームの管理方法、報酬体系、販促方法など
- 4.製品戦略
- 現在の注力ブランド及び今後の方針、またその理由
MT向け、TT向けの製品戦略の違い
- 5.プロモーション戦略
- 年間広告予算(ベストエフォート)
もっとも力を入れている広告媒体
ターゲット層及びそのターゲットへの効果的な広告
自社開催のイベント、開催数、開催場所
プロモーション活動
- 6.価格戦略
- 主力ブランドの価格方針、ターゲット層
価格決定における重要な要素
競合価格と自社価格の捉え方
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01-2 市場調査
ある程度市場が完成された先進国の市場であれば、既存データが存在し、そのデータよりある程度市場を理解する事ができますが、新興国市場の場合データそのものが未整備であり、また信憑性の問題もありなかなか既存データから市場環境を読み取る事が難しいのが現状です。
当社の市場調査ではもちろん既存データの確認も行いますが、それ以上に現地のプレーヤーへのヒアリングを重視しております。ここでいうプレーヤーとはメーカー、代理店、問屋、小売などを指します。実際に現地で販売している企業へヒアリングすることにより、より現実に即した情報収集が可能です。
<調査仕様事例>
- 1.市場概要
- 市場規模(生産量、輸出量、輸入量、消費量等)
市場動向(ここ最近のXXX市場におけるトレンド等)
各主要メーカーの動向、方向性(製品トレンド、工場拡張等)
- 2.産業構造把握
- B向け、C向けの産業構造把握
B向け、C向けの構造情報違い
一般的な構造はどのようになっているか
大手現地XXXXメーカーの販売方法
代理店が介在する場合、どのような代理店が存在するのか
構造上におけるメーカーと代理店の関係
(代理店の発言力が強い等 、の状況が存在する?)
構造上の各レイヤーにおける価格帯
- 3.競争環境
- 主要XXXXメーカー基本情報
XXX用、XXX用の割合
主要販売先
販売先業界の比率(XXX業界○○%、XXX業界○○%等)
今後の販売戦略
現在の課題、問題点(企業としてもしくはXXXX市場として)
- 4.代理店情報
- XXX用、XXX用の割合
主要販売先
販売先業界の比率(XXX業界○○%、XXX業界○○%等)
今後の販売戦略
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01-3 リストアップ調査
海外に進出する際に、自社単体で進出するケースはあまりなく、基本的には現地の会社と組んで進出するケースが大半をします。
そんな時にまず最初の壁はどんな企業が存在するのか?という事です。またそれらの企業は提携先としては適切なのか、という点も非常に重要なポイントになります。
当社では、ロングリストを作成し、各企業の情報を集めながら、クライアント様のニーズにあった企業のリスト作成を行います。
<調査仕様事例>
- 1.企業概要
- 登記除法
株主状況
主要株主及び株式
- 2.製品
- 取り扱い製品
主要製品
売上割合
注力製品
- 3.提携経験
- 海外企業との提携経験
日本企業との提携経験
使用言語
- 4.今後の注力市場
- どの市場に注力しているか
市場の捉え方
- 5.その他
- 海外企業との提携意思等
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01-4 規制調査
規制調査とは海外市場へ参入する際に、日本国内市場では考慮する必要のない外資規制や、その国独特の規制などを調査する調査になります。
通常規制調査は文献調査がメインですが、当社の規制調査は文献調査+ヒアリング調査を実施いたします。何故かというと文献に記載されている規制がきちんと運用されているかどうか実際のプレーヤーに話を聞かないとわからないからです。
また逆に文献上はそれほど厳しい規制がないにも関わらず、現実はそうではなく厳しく取り締まられているケースもあります。当社の規制調査はどちらかというと後者のヒアリングに重きを置いた調査になります。
<調査仕様事例>
- 1.規制状況(文献)
- 規制有無、具体的な規制内容
- 2.運用状況(現地企業へヒアリング)
- 実際の運用と現状の乖離有無
どのような乖離があるか
- 3.対応方法
- 規制に対しての現地企業の対応方法
具体的にどのような対応をしているか
- 4.今後の規制動向
- 規制は今後どのようになっていくか
今後の規制に対してどのような対応策を持っているか
調査サービス事例
顧客A社はこれまで海外進出の経験はなかったが、国内市場の成長が期待できない状況において東南アジアへの進出を本格的に検討。
事前に自社で現地視察などを行なった結果ではベトナムが法的な規制もなく、
市場として有望であるとの仮説を立て、市場環境、産業構造、競争環境などを把握するため当社へ調査を依頼。
- 課題01 市場性
- 新規に東南アジア市場への進出を検討、自社で検討した結果ベトナム以外は外資規制によりメジャー出資が不可能なため、
ベトナムを最有力候補として検討を開始、但し本当に市場があるのか?が不透明
- 課題02 競合
- すでに進出している外資系の競合企業があるが、本当に成功しているのか?利益をあげられているのか?
- 課題03 シェア獲得可能性
- プレーヤーが多数存在しているが、シェア1位は現地ローカルの国営企業である。仮に進出するのであれば、やはりシェア1位を狙いたいが、
シェアを取れる可能性はあるのか?
- 課題04 現地パートナー
- 実際に進出する際に、自社単独での進出は難しいため、現地パートナーの存在が必須。
果たして組み先として適当なパートナーは存在するのか?
RaPid Resarchアプローチ
企業A社は国内市場がシュリンクしていく中、海外に販路を求めていたが、いくつかの課題に直面。
但しこの課題は珍しいものではなく、海外へ進出を検討するほとんどの企業が直面する課題である。
この課題は統計局などの統計データだけでは判断することができずに、実際に現地で活動しているプレーヤーに話を聞くことが必要になる。
当社では、現地の各レイヤー(製造、代理店、卸、小売)の主要企業へヒアリングを実施することにより以下の結論を導き出した。
- 結果01 市場性
- 市場は存在する
市場は確かにあるが、一方で実際は外資規制が存在しメジャー出資不可
- 結果02 競合
- 利益はあるが、非常に薄利
独自ルートで他社のPLを入手、赤字ではないが利益は少なくリスクをとって進出するほどのメリットが存在しない
- 結果03 シェア獲得可能性
- シェア1位は奪取は不可
規制及びライセンスの問題からトップシェアの国有企業からの仕入れが必須であり、シェア1位を取るのは不可能
- 結果04 現地パートナー
- パートナー企業は存在する
パートナー企業は存在するものの、メジャー出資は不可
クライアント結論
調査の結果、ベトナムへの進出は意味がないと判断し他国への進出を検討