中国はヘルスケア製品に対する管理監督が厳しく、一定の治療効果や効能のアピールが不可欠な場合には、状況に応じて製品の登録や届出を行う必要がある。具体例は下記の表を参照。日本企業には、市場参入の前に自社製品の位置づけを吟味し、製品の効能を明らかにした上で、参入条件をクリアすることを提案する。あるいは、中国市場では関連する効能のアピールをしないことで、認証が必要な製品として判断されるリスクをある程度回避する考えもある。

注1：期間はあくまでも予測。試験を行う必要がある製品については、それぞれ製品の違いにより必要な期間を正確に判断することはできない。上記の内容はあくまで参考。
注2：健康食品の原料リスト以外の原料を使用している健康食品、及び健康食品の原料リストの素材を使用しているが、初めて輸入される健康食品（ビタミン、ミネラルなどの栄養素を補う健康食品を除く）。初めて輸入される健康食品とは、ある一つの国のある一つの企業がある一つの調合方法によって中国国内での市販を申請した健康食品以外のもの、を指す。
注3：シミ取り美白、日焼け止め、抜け毛防止のための化粧品、及び新たな効能をうたっている化粧品は特殊用途化粧品。特殊化粧品以外のものは、非特殊用途化粧品。